人柄や性格が外見的魅力に影響する? 進化的観点も含める( ゚Д゚)
Kevin M Kniffin & David Sloan Wilson (2004) The effect of nonphysical traits on the perception of physical attractiveness: Three naturalistic studies. Evolution and Human Behavior, 25(2), 88-101.
doi: https://doi.org/10.1016/S1090-5138(04)00006-6
Key Words:
Physical attractiveness, Beauty, Aesthetics, Evolutionary psychology, Task-oriented groups
要旨:
進化的に見ると,美しさは身体的健康の指標と考えられている。
社会的パートナーの身体的健康は,身体的/非身体的特性の両方から判断される。
ということは,社会的パートナーの(perceived)美しさは,外見的特性(waist-to-hip ratioや顔のシンメトリー)に加えて,liking・尊敬・親しみやすさ・共有目標への貢献度といった非身体的特性の影響も受けることになるだろう。
そこで,3つの研究を行い,社会的パートナーは,非身体的要因の影響を強く受けて身体的魅力の判断をするか検討した。
男性より女性の方が非身体的要因の影響を強く受けていて(これは判断する側として?),それぞれの性別ごとで個人差が大きかった。
見知らぬ人の純粋な身体的特徴の評価に基づいた身体的魅力の研究は,最も重要な要因を見落としているのかもしれない。
メモ:
「うん,まあそうだよなあ」という結果が科学的に検証された印象。
進化的にどういう意味があるかを考えると,深堀り出来る気がするんだよなあ。
どこまで深堀されているんだろうか。
この間の女性の自尊心とも関わってくるんだろうか。
またメモを追加しよう。